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江戸川区で工務店を経営する社長が徒然なるままに、日常のなんでもないことを書き留める日記です。 よろしければ、ごゆっくりどうぞ。
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一昨日、「建築市場研究」で主導していた佐藤君の紹介で名古屋の前田氏に会った。待ち合わせ場所は午後二時、浅草にした。

氏は不動産コンサルタント事業を中心に建築設計事務所、建設業を営んでおられる。お見受けした所50歳前だと想像するが、温厚で理知的な方であった。

浅草は俎上に載せる物件があったので、待ち合わせ場所に設定したが、日曜日はどこも込み合っていた。
やっと、小さな喫茶店をメトロ通り横に見つけて席を確保した。

「建築市場」「不動産事業」「工務店経営」等意見を交換したが、中でも氏は「名古屋建築技能大学校」の理事長を兼務しておられて大工養成に力を注がれている。

専ら大工職人の養成、これからの大工職人について意見を交わした。
最近、当社へも「国土交通省」が支援していると言う「大工育成塾~松田妙子理事長」からここで育った大工の卵を受け入れてくれないかと打診があった。
大工育成についての理念が当社とは合わないので辞退した。

大工職人に要求する技能は現在、多機能にわたっている。
社寺専門からリフォームまで内容が全く異なるが、それぞれ社会の要請は強い。それを一律に大工と言う名で絡げるには無理がある。今、大工技能にプラスして簡単な設備技能も併せ持つ多能工の養成も急務だと感じている。

大工伝統工法で作業する職人は、野球選手で言えば「野茂」「イチロー」「ゴジラ松井」なのであり、彼らに要求するものは町場工務店で要求するものではない。
しかし町場工務店は町場工務店としての役割、は立派に存在する。
持ち場、持ち場。働く位置をしっかりと確保しなければ大工職人の最適化は無くなる。

大工伝統技能の承継も国家的事業であるが、一般町場工務店の要求する大工養成もそれに劣らず急務なのである。
実りある意見交換が出来て四時半に別れたのであった。
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