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江戸川区で工務店を経営する社長が徒然なるままに、日常のなんでもないことを書き留める日記です。 よろしければ、ごゆっくりどうぞ。
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お客様からのクレームの多い一つに色の違いがある。
つい最近も発生した。
外壁の吹き替え工事である。

先ずカラー見本をお見せして、小さい見本では確認しづらいので約40センチ四方の見本版に試験吹きつけする。
若干彩度を変えて3種類提示して最終決定する。

その上、お住まい全体で見る色と見本版で見るのとでは人によって多少イメージが異なる場合があります。その場合でも色自体は見本と全く違いませんとお断りしておく。

事前の説明は充分し尽くした筈である。
ホワイト(白)に近い色は隣家の影響を受けるのである。
それが人によって受ける感覚は全く異なる。

感覚は思いもよらない違いがあることを今更ながら思い知らされた。
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住宅建築業はクレーム産業だと言われる。
日本語で言うと【異議・苦情・文句】を付けれれる産業と言うことである。或は付けられやすいとも言われる。

私の経験から私達に対して御信頼を頂いていればクレームは
殆ど発生しないのである。
人のやる事である建築には全て完璧には行かない。

施主が一番ストレスが溜まってイライラし、怒り浸透してとんでもない誤解を生むのは、お客様の不満・疑問・不平を、言われない前に感じ取って、直ぐに対応しないからである。

今までの友好が一瞬の内に瓦解してしまう。
監督にはくれぐれもそうならないように迅速に対応するように指導しているが、私宛に直接お怒りの電話が入る。

立派な観念論ばかり言っている己が恥ずかしくなる。
桜の美しいこの時期、様々な場所で歓送迎会が行われる。

当社にも新しく大工さんが入って来た。
他の工務店で長年働いていたがその会社の事業形態の変更からその工務店では合わなくなった。
そこで当社出入りのラス屋さんの紹介で入社してきたのである。

年齢は55歳で経験は40年に亘る。
大工職人は会社員ではない。
入社と言っても純粋な社員ではなく、一人の事業者である。一人親方と言って、会社では給与を支払うのではなく、取り決めた仕事を請負ってもらって相対(あいたい)で決めた金額を支払うのである。

故に、会社では所得税、区民税、社会保険などは徴収しない。
自分のことは自分で全て賄う。それが職人である。
厳しい世界である。しかし、腕に自信があれば年齢制限は無く何時までも働ける。

手間(賃金)も大工の能力(技術)により決定される。
自分で決められる。1日2万円でも3万円でも5万円でも、それ以上でも良い。要はその職人の腕次第である。
NHKテレビ『その時歴史は動いた』は私の好きな番組の一つである。
昨晩、282回スペシャル番組として『もう一度聞きたいあの人の言葉』を放送していた。

一位は高杉晋作の言葉で「おもしろきなき世をおもしろく……」
二位は、諸葛亮孔明の「学問は静から 才能は学から生まれる 学ぶことで才能は開花する 志がなければ学問の完成はない」
三位、山本五十六 「百年兵と養うはただ平和を守るためである」
四位 坂本竜馬 「日本を今一度せんたく致し申し候」 
五位、大和の海軍士官 「日本は進歩ということを軽んじすぎた 私的な潔癖や徳義にこだわって真の進歩を忘れていた 敗れて目覚める それ以外にどうして日本が救われるか 俺たちはその先導になるのだ 日本の新生に先がけて散る 本望じゃないか」
六位 織田信長 
七位 杉原千畝と続く。

私は順位は17位と下位であるが、
中岡慎太郎の「志とは目先の貴賎で動かされるようなものではない。今賎しいと思えるものが明日は貴いかもしれない 君子となるか小人となるかは家柄の中にはない 君 自らの中にあるのだ」この言葉に一番感動を受ける。

いつまでも心に銘じて生きて行きたい。
コメディアン植木等さんが死んでしまった。
私よりは20歳近くも年齢は上であるが1960年代から1970年にかけて活躍したボードビリアンである。

私には「ハナ肇とクレージーキャッツ」の一員としての印象が特に強い。
加えて、誠に個人的なことであるが、この方は全くの下戸で,
お酒に縁のない人であった。
因みに同じメンバーの谷啓さんも下戸であり《クレージーキャッツ》は下戸が長生きすると言われていた。

実家は浄土真宗の寺で父は社会運動家の僧侶なそうである。
【無責任男】で一世を風靡したが実生活は実に真面目な人で質素倹約を自認して中尾ミエさんをして「毎日同じおかずでも何も言わない人であった」と言う。

こういう人があれ程面白い事を言い、笑いを振りまいてくれた事に心からの敬意を表し哀悼の誠を捧げたい。

意外とコメディアンは表に表れる顔と実生活は全く違う場合が多い。

寅さん役の渥美清さんもそうだったが禁欲主義的な人が多い。
却って本当の笑いと、ペーソスが混じった笑いを我々に提供してくれるのではないだろうか。

一般ファンから、芸能界からも慕われた佳き時代の芸能人がまた一人居なくなってしまった。とても寂しい。
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